2018~2019 防災・避難用品カタログ
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災害時に援護が必要な方へのサポート参考資料 ●東京都福祉保健局・災害時要援護者防災行動マニュアルへの指針     ●横浜市・災害時要援護者支援ガイド大地震などの災害が発生した時、障害のある方や高齢者、乳幼児、妊産婦など要援護者の方々は、より被害を受けやすく、避難に手助けを必要としています。救援活動をスムーズに行うためには、平常時に地域でこうした援助が必要な方々を把握し、情報提供しやすくするために住民同士のコミュニケーションを図ることが必要です。ただし、個人情報の管理については十分注意しましょう。また、周りの人達は要援護者のことを十分理解し、災害時の状況に応じた手助けや必要な配慮をすることが大切です。ここでは被災後および避難所で要援護者を支援する時の注意点をまとめました。聴覚障害者用筆談器〈かきポンくん〉P83掲載避難する時や避難所では要援護者の特性・状況に配慮した対応を肢体不自由のある方肢体不自由のある方一人で困っているときには、まず声をかけて、どんなサポートが必要か聞いてください。移動の際に介助をする場合は、肘、肩または手首を軽く握ってもらい、誘導する人が半歩先を歩きます。階段や段差の手前では「上りです」「下りです」と声をかけてください。また、「あちら」「こちら」等の抽象的な指示語は使わずに「前へ」「右へ」のように具体的な方向を教えましょう。時計の針の位置に例えて、正面は12時、右は3時のように伝えるのも有効です。避難所が体育館のような広い空間の場合、大勢の人がいる中を移動するのは難しいことなので、なるべく出入り口に近い所や、1人でトイレなどに行けるよう、手がかりとなる壁際の場所を確保しましょう。環境の急激な変化に対応することが難しい方もいますので、やさしい言葉で話しかけるなど、なるべく落ち着いてすごせるように心がけましょう。また、大勢の人がいる場所が苦手な方もいます。学校の体育館などを避難所にしている場合、できれば別の教室を手配し、落ち着ける環境をつくりましょう。会話をするときは抽象的な表現は使わず、できるだけ具体的に、短い文章で「ゆっくり」「ていねいに」「繰り返し」説明をしましょう。成人の方には、子ども扱いをしないようにしましょう。時には奇異な行動をおこす方もいますが、強い口調で声をかけたりせず、穏やかな口調で声をかけましょう。車椅子を使用されている場合、立った姿勢で話されると身体的にも心理的にも負担を感じますので、少しかがんで同じ目線で話すようにしましょう。また、勝手に車椅子を押したりせず、誘導の介助を希望されるかどうか、必ず本人の意向を確認してから誘導介助を行いましょう。避難所ではなるべく出入り口の近くで、トイレなどと段差のないスペースが避難場所となるよう配慮し、通路は車椅子が通れる幅(90㎝以上)を確保しましょう。視覚障害のある方視覚障害のある方全ての方が手話を使えるわけではありません。障害になった時期、障害の程度などによってコミュニケーションの手段が異なることを理解しましょう。相手の口の動きで言葉を読み取る方に話をするときは、相手に自分の口が見えるように、口の動きがはっきりわかるように、ゆっくりと話しましょう。相手の言葉が不明瞭なときは、わかったふりをせず聞き返したり、紙や筆談器に書いてもらうなどして確認しましょう。聴覚・言語障害のある方聴覚・言語障害のある方知的障害のある方発達障害(自閉症など)の方知的障害のある方発達障害(自閉症など)の方13

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